“デジ民”を楽しく学ぶ!話題の「デジ民ゲーム」お披露目レポート

2025年7月23日、150名以上が集まった「スマデビ ジャンボリー!」にて、協力型ボードゲーム「デジ民ゲーム」がお披露目されました。プロジェクト推進者として市民開発における具体的なアプローチ方法が学べるこのゲームは、「お世辞抜きでおもしろかった」「社内展開のヒントになった」と大好評!
この記事では、ゲーム誕生の背景や体験の様子を通して「デジタルの民主化(以下デジ民)」の実現に向けたヒントをお届けします。

デジタルの民主化(デジ民)とは

「デジタルの民主化」*¹(デジ民)とは、DX内製化が経営課題となるなか、業務部門がDXによる課題解決と価値創出に主体的に取り組み、その改善と価値の増幅を自律的かつ継続的に主導する状態を指します。
「SmartDB」を活用し小さな成功の積み重ねによって、「自分もデジタルで業務を変革できる」と自信を持つ市民開発者(業務デザイナー)が会社全体に広がることで、変革を担える人材・活気が育ち、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させていきます。
*¹:「デジタルの民主化」とは:https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/dejimin/

ドリーム・アーツでは、「デジ民」を実現したいみなさんをご支援してきました。
一般的な製品問合せはもちろん、カスタマーサクセス担当による「デジ民」推進体制の立ち上げや業務デザイナー育成、業務アプリ開発に関わる支援を実施しています。さらに、企業を超えてユーザー同士で交流ができるコミュニティ*²も開設しました。
*²:ユーザー限定コミュニティ「デジ民コネクト」: https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/dejimin/

そして、「デジ民」に必要な要素をより楽しく学べるゲームを制作しました。

「デジ民ゲーム」の内容

「デジ民ゲーム」は、「デジ民」を実現・推進するために必要な要素を疑似体験できる協力型ボードゲームです。

プレイヤーはプロジェクトの推進者となり、社内の理解者(仲間)を増やし業務改善を進め好感度を高めて「デジ民」の実現を目指します。

配布されるアクションカードには、「未来のビジョンを語る」「サクセスマップを描く」「チームで利用する業務アプリの作成」など「デジ民」に必要な施策が書かれています。
プレイヤーはどのアクションカードを選択するか、チームで意見を交わしながら各施策への理解を深め実施タイミングを決定します。最終的に、デジ民ポイントを獲得しプロジェクトの成果発表をおこないます。

「デジ民」ゲームができた背景

「デジ民って、自分でも実現できるのかも」

そのような実感を届けたくて、「デジ民ゲーム」は生まれました。
「デジ民」の考え方は多くの企業に共感されていますが、社内で実施したい施策を事前に試すことはできません。 そのため、今後の計画を立てる際に参考となる事例が求められていると感じています。

また、気軽に「デジ民」を始めるきっかけを作りたいと考えていました。
そこで、ボードゲーム形式にすることで「デジ民」を遊びながら学べると思い完成したのが「デジ民ゲーム」です。制作に関わった主要メンバーには、大企業で「デジ民」推進者としてプロジェクトに関わったメンバーもいます。その経験や知見をもとにリアルな施策に落とし込みました。

大企業が「デジ民」を推進する上で直面する課題に対して、状況に応じてどのような考え方で対策を打つべきかを疑似体験で学ぶことができます。

デジ民ゲームの体験の様子

「スマデビ ジャンボリー!」はウェスティンホテル東京で開催されました。
会場では、イベントテーマである「漫画の世界」に合わせてアニメの歌が流れ、テーブルにはさまざまなノベルティが並びました!

当日は150名を超える方々にお越しいただきました。 オンラインのコミュニティで交流していた方々と、対面では「初めまして!」と挨拶を交わす場面も見られました。

いよいよ、「デジ民」ゲームの始まりです!

ドリーム・アーツ 「デジ民エキスパート」のミラーより、ゲームのルール説明を実施しました。 ミラーは元々ある大企業で「デジ民」を推進する立場として、「SmartDB」の活用展開や業務デザイナーの育成などを実施してきました。現在はドリーム・アーツで、自身の経験や知見を活かしたユーザー支援をおこなっており、自社で推進する側・推進を支援する側の両方の立場の目線を持った取り組みを進めています。

ゲームが始まると、会場からは「業務デジタル化と社内体制構築のどちらを優先して進めるか?」といった作戦会議があちこちでおこなわれていました。
「デジ民を実現するにはどのアクションカードを選択したらいいのか」と悩むチームや、「これまでやってきた施策をみんなで共有しあいましょう!」と協議するチームもみられ、会場は終始熱気に包まれていました。

「デジ民ゲーム」優勝チームからのコメントを紹介します。(以下概要)

 

非常に楽しくゲームに参加させてもらいました。「デジ民」を推進する上でアクションカードの内容はどれも重要で、実際にやりたい施策ばかりでした。優勝させていただいたことで、自分たちの仕事の進め方に少し自信が持てるようになりました。会社のメンバーにもぜひ体験して欲しいし、体験することで「SmartDB」を愛する人が増えるのではと思います。

約130名の方がアンケートに回答。なんと全員が「おもしろかった」と感じていただき、大好評でした!

また「社内展開にも使えるゲームで、もう一度やりたいなと思いました。」という声も多数寄せられました。そのほかの感想も紹介します。

ゲームを通して、「デジ民」を社内にどう広めていくかを非常に考えさせられました。自分たちもこれから「SmartDB」を社内に展開していくため、 ほかの会社さんの意見が聞けたことも非常に参考になりました。
 

最初は難しいゲームだと思ったが、やっていくうちに実際の業務や導入のときのフェーズとリンクしていてやりがいがありました。同じグループの人も自分と同じIT部門の人たちだったので、悩みや導入フェーズが共通していて進めやすかったです。

 

お世辞抜きでおもしろかったです。振り返ると、現実に即した仕組みになっていて いろいろ根回しをしないと高得点が出ないようになっていることに気づきました。自社のフェーズと重ねて、「この施策を設定すると高得点なんだ!」と知ることができたのも良かったです。

おわりに

今回ドリーム・アーツは、ゲームで学ぶコンテンツとして「デジ民ゲーム」を制作し、お披露目しました。「デジ民は身近なところから始められる!」と実感できるものになっています。
私たちはこれからも「ITによる業務改革を自ら推進できる自律的な組織コンピテンシーの実現」を目指して、皆さんの「デジ民」実現に向けて伴走します!

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